平成22年2月20日

受け身は体にとても良いです。

足腰、腹筋、背筋を中心に、全身が適度に鍛えられます。そして、全身の筋肉の協調性が高められます。

また、全身に血液が回って、新陳代謝が良くなります。

通常は準備運動の後、技の稽古に入る前に、受け身を行います。

キャリアの長い大人の人で、すっかり受け身が身についている人の場合には、稽古前に行う受け身の目的は体を慣らす事と、健康と体力の維持を図る事です。

一方、お子さんや若い人の場合には、体を慣らすというよりも、受け身の技術の修得と、体力の増進、人格の陶冶が目的となります。つまり、健全な心身の発達・成長を促す事が目的です。

ですから、出来ていない部分をきちんと指摘して、何度も努力してもらう事が大切です。

受け身の動作は単純で、皆さんすぐに慣れ、ある程度は出来るようになります。が、細部までしっかり出来ているか、よく見てみると、もう少し上達してもらいたい、という部分が何かしらあるものです。

出来ていない部分は、出来ていないのであって、その人らしい技術、という訳ではありません。ですから、上手くなる様、練習してもらう必要があります。

お子さんの場合、筋力や神経が未発達な部分がありますから、言った通りに、すぐに出来るわけではありませんが、いつか出来る様になってもらうつもりで、「もっとこうしなさい」と何度でも指導しましょう。

相手の人格を認め、尊重する事が大切です。相手を尊重すると、「出来なくて良い、そんなものだ」という事にはならず、「ちゃんと指導すれば上達する」という事になります。

すぐには出来ない事も、ちゃんと指導すれば、だんだん出来るのですから、そういう気持ちで、「ここはもっと、こうしなさい」と指導してあげましょう。

基本的な受け身としては、以下のものが挙げられます。

後方受け身(後ろ受け身)、側方受け身(横受け身)、前方受け身(前受け身)、後方回転受け身、前方回転受け身。ここまでが基本です。

基本が出来たら、前の手を着かないで行う飛躍受け身です。飛躍受け身も、基本が出来ればその延長で、無理なく身につきます。

基本がしっかり身につくように、指導してあげましょう。

大人にとっても、子どもにとっても、受け身はたいへん、よろしいです。

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